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今回ご紹介するのは、初めて触れる方は戸惑ってしまうことも多い「クロノグラフの使い方」について。
腕時計を語る上で欠かせない複雑機構の一つで、ブライトリングとも大変縁深い機能です。
本日は原点に立ち返って、クロノグラフの基礎と実用例をご紹介します。
・3行で分かるクロノグラフって?
➀ 経過時間を計る機能のことで、時・分・秒の3つが瞬時に読み取れる。
➁ ケースサイドについたボタンで操作を行い、計測時間の一時停止やリセットが行える。
➂ 簡単に言うと、アナログな機械式ストップウォッチである。
・各部の名称と役割は?
➀ 2時方向のケースサイドに付いているボタン → スタート、ストップボタン
→ 押し込むことで、クロノグラフの始動と停止操作が可能なプッシュボタン。
➁ 4時方向のケースサイドに付いているボタン → リセットボタン
→ 押し込むことで、積算計が記録した経過時間をリセットするプッシュボタン。
➂ 中央の赤い針(秒針に見えるもの) → 秒積算計
→ 経過した秒を、最大60秒間まで計測可能な針。
➃ 右側の30が上を指した白いカウンター → 分積算計
→ 経過した分を、最大30分間まで計測可能なカウンター。
⑤ 中央下の12が上を指した白いカウンター → 時積算計
→ 経過した時を、最大12時間まで計測可能なカウンター。
・どうやって操作する?
➀ 2時方向プッシュボタンを押し計測スタート → 秒積算計が動き出す。
➁ もう一度、2時方向プッシュボタンを押す → 秒積算計が停止する。
➂ 4時方向プッシュボタンを押す → 全ての積算計が元の位置(12時方向)に戻る。
※ ➀スタート、➁一時停止 したのち 、➀スタートを行う操作、再スタートにも対応しています。
・してはいけない操作
ストップ操作を行わず、各積算計が動作中にリセットボタンを押すことは絶対におやめください。
クロノグラフの故障、リセットボタンの陥没や、内部レバーの損傷など重大な故障に繋がります。
リセット操作は内部のギアを叩き積算計を元に戻している為、クロノグラフ動作中にリセットボタンを押すべきではありません。
〇正しい操作方法 スタート → ストップ → リセット
×誤った操作方法 スタート → リセット (ストップ操作がされていない)
・実際に経過時間を確認してみましょう。
今回は、例として画像のナビタイマーの積算計を読んでみましょう。
3つの積算計とをそれぞれ読み取り、時、分、秒、に並べ替えると…。
計測から 2時間22分48秒 が経過している事が分かりました。
これがクロノグラフを計測機として実際に使用し、読み取るということです。
アナログになったストップウォッチという意味が、少しずつわかってきますよね。
・日常的に使える場面ってある?
例えば、ビジネスならプレゼンをする時に持ち時間の把握がスマートにできたり…。
(話している間に経過時間を忘れてしまうことを防いでくれます)
カップラーメンの3分タイマーに使えたりと、使い方はご使用者様次第。
特に制限時間を設けているものに対しては、役立つ場面がしばしばあります。
・最後に…クロノグラフの魅力って?
まずは複雑かつスポーティーな見た目がカッコいいですよね。
重厚な歴史や名だたるブランドを支えてきたルーツなど、語り所が非常に多いのもポイントです。
自分で操作をしていると感じる機械的な操作感や、歯車が噛み合ったり進み出す独特の振動音など…。
3針モデルでは味わうことが出来なかった、ガジェットとしての楽しさも実感していただけます。
腕時計の機能として決して必要なものでないからこそ、ロマンという大きな魅力を感じるのではないでしょうか。
本日は腕時計を語る上でも欠かせない「クロノグラフ」の基礎について触れてみました。
どこか玄人向けと感じていらっしゃる方が多いと思いますが、その実 非常にシンプルなものであったかと思います。
3針からのステップアップや、ブライトリングで間違いない1本をお考えの方は、是非とも一度クロノグラフをご覧くださいね。
ブライトリング ブティック 大阪 ではクロノグラフモデルをはじめとする、多数のブライトリングを常時150本程展示しております。
初めての機械式時計をご検討の方や、実際に手にとってみたい、一度お店に行ってみたいなど、是非ご希望をお申し付けくださいね。
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皆さまのご来店とお問い合わせをスタッフ一同、心よりお待ちしております。