こんにちは、三室です。
本日の大阪心斎橋の空模様はちょっと遠くの方に黒い雲が見えるので、雨が降るのかな?と思えるお天気。
天気予報をみても、曇り時々雨の予報になっているので、お出掛けの際は傘を持って出た方が良いかもしれませんね。
さて、本日のご紹介はクラシカルダイバーズ ウォッチ「スーパーオーシャン ヘリテージ B01 クロノグラフ 44」と、
名前が似ているけれど、まったく違う意味の「クロノグラフ」と「クロノメーター」について少しご案内していこうかなと思います。
スーパーオーシャン ヘリテージ クロノグラフ 44
ステンレススチール×ステンレススチールブレス
※詳細は下記に記載
1957年にブライトリングが発表したダイバーズ ウォッチ「スーパーオーシャン」の復刻デザイン コレクション「スーパーオーシャン ヘリテージ」。
2007年にスーパーオーシャン誕生50周年を記念して復刻され、2017年に誕生60周年、復刻10周年を記念してリニューアルされました。
ちなみに「ヘリテージ」とは、遺産、継承物、伝統などの意味で、時計などのに紐づく場合は「受け継がれる文化」「歴史的伝統」の様な意味合いとなります。
復刻モデルに冠せられる単語として納得の意味ですね。
スポーティモデルでありながらどこか優美な雰囲気を持つ「スーパーオーシャン ヘリテージ」ですが、
こちらの「スーパーオーシャン ヘリテージ クロノグラフ 44」は、ストップウォッチが搭載されていることでスポーティさも併せ持ったモデルに仕上がっています。
カレンダー表示には、日付の他に曜日も表示されいます。
曜日の表示があると、祝日などで変則的な休みになった時など、曜日があやふやになってしまった時は便利ですよね。
ムーブメントは自動巻きクロノグラフムーブメント「Cal. Breitling 13」を搭載。
自社ムーブメントではありませんが、ブライトリングが長く使用している信頼性の高いムーブメントとなっており、「クロノメーター」も取得しております。
さて、「クロノグラフ」「クロノメーター」両方の単語が記事に出たところで、タイトルにもある「クロノグラフ」と「クロノメーター」についてご紹介していきますね。
初めて機械式時計を「買おうかな」と思った時、皆様はどうされますか?
「とりあえずお店に行って見てみる」方は勿論、インターネットや雑誌などである程度「調べて」みて候補を絞る方もいらっしゃると思います。
どちらにしても、もし「機械式時計」について初めて興味をお持ち頂いたのが、「買おうかな」と思ったタイミングであれば、意外と知らない「単語」、所謂「専門用語」に触れる事になるかと思います。
沢山あるので全部を説明して行くと、記事に書ききれなくなってしまうので、今回は日常生活でまずあまり聞く事が無く、
しかも響きが似ていてて混同しやすい「クロノグラフ」と「クロノメーター」について。
とても良く似た響きの言葉なので、機械式時計に初めてご興味を持って頂いた方は同じ意味だと思ってしまう方も多くいらっしゃいます。
意味が分かってしまえば、間違える事は無いですし、知っていると欲しい機械式時計の候補を絞る時に少しだけ役に立つかも知れないので、ご興味があれば是非最後までご覧下さいね。
それではまず「クロノグラフ」について。
クロノグラフ (Chronograph)とは、ストップウォッチ機能の事で、現在では「ストップウォッチ機能を持った時計」全般をさします。
語源はギリシャ語で時間を意味するChronosと、記録するを意味するGraphを組み合わせたもので、1821年にフランスのニコラス・マシュー・リューセックによって生まれた「単語」となっています。
モデル名の後ろに「クロノグラフ」とついていれば、ストップウォッチ機能を持った時計だと思って頂ければOKです。
続いて「クロノメーター」についてですが、これは時計のムーブメントの精度や時計の品質を保証する「規格」の一つです。
一口に「クロノメーター」と言っても実はいくつか種類が有るのですが、今回はブライトリングが取得している「スイス クロノメーター(C.O.S.C)」についてのみご案内致します。
1973年に設立された、スイス公式クロノメーター検定機関のC.O.S.C.(コスク)(The Contrôle Officiel Suisse des Chronomètre)で検定が行われます。
スイス公式クロノメーター検定機関は、スイスのどの時計ブランドにも属さない第3機関となっており、公正な検査を行います。
この検定は、どんなブランドでも承ける事が出来るのではなく、検定を受ける為にもいくつかの条件が有ります。
一つは「スイス製」であること。
C.O.S.Cが定義する「スイス製」とは、ムーブメントがスイス製であること。ケーシングがスイスで行われているとともに、最終検査がスイスで行われていること。
そして、生産コストの最低60%がスイスで発生していて、かつ全パーツの50%以上がスイス製である事が「スイス製」とされる条件です。
この条件をクリアして初めて、C.O.S.Cでクロノメーター認定の為の検定を受ける事が可能です。
クロノメーター(C.O.S.C)が定める「スイス製」に該当すれば「検定」開始です。
申請者が提供するリストと、ムーブメントに刻印されている情報が合致するかどうかが確認されます。
次に、確認されるのは「時計」において最も重要な項目の一つムーブメントの「精度」です。
精度はの検査は、クロック(掛け置時計)、機械式腕時計、クォーツ(電池式)式腕時計では検査基準が異なりますので、今回は機械式時計の精度検査についてのみ記載して行きます。
機械式時計の「精度」の検査は、全部で5姿勢で行われます。
ブランドから提供されたガイドラインに沿って巻き上げられ、23℃に保たれた空間に12時間留め置かれます。
15日間にわたり、ムーブメントのパーツは毎日検査を受け、連日計測に掛けられます。
これが終わると腕時計は、平均日差、平均日較差、最大日較差、垂直方向と水平方向の姿勢差、最大姿勢偏差、温度変化に伴う値の変化、および、一度静止させたのち再駆動させた際の値の変化の7つの基準により合否を判断されます。
この7つの基準すべてが合格ラインに到達していれば、そのムーブメントは「クロノメーター(C.O.S.C)」と認められます。
スイスで生産されている腕時計の内、クロノメーターを取得しているのは、全体の約5%前後になっていますが、ブライトリングは1995年に100%クロノメーター化を始動、成功させました。
また現在、機械式腕時計だけでなく、クォーツモデルも全てクロノメーター認定を取得しているのはブライトリングのみとなっています。
ブライトリングのお時計に全てについている、こちらの「クロノメーター証明書」は、スイス公式クロノメーター検定機関のC.O.S.C.(コスク)で発行されるものとなっており、
「クロノメーター基準を満たしている」事を証明する大切なものとなっています。
如何でしたか?少し長くなりましたが「クロノグラフ」と「クロノメーター」の違いはお分かりいただけたでしょうか。
今回は2つの単語の違いについてだったので、すぐに説明できる「クロノグラフ」についてはあっさり終わってしまったので、
「クロノグラフ」については、歴史など機会があればまた掘り下げてご紹介できればなと思います。
スーパーオーシャン ヘリテージ クロノグラフ 44
Ref A275B-1OCA
ステンレススチール×ステンレススチールブレス
ケースサイズ 44mm
防水 200m
ムーブメント 自動巻きクロノグラフムーブメント
パワーリザーブ 42時間
¥781,000-/税込(¥710,000-/税抜)
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